貯水槽清掃作業従事者研修 北関東支部 埼玉県
北関東支部の埼玉県部会では、2月20日(木)に貯水槽清掃作業従事者研修会をさいたま市産業振興会館において開催し、70人が参加しました。
埼玉県部会の特色としては、①夏(6月)と冬(2月)の年2回開催することにより受講漏れを少なくしていること、②研修講師に行政担当者を招聘して関係法令の解説や日常の監視活動で把握した問題点などを披露して貰い、業務の改善に役立てていること、③講師に簡易専用水道検査機関の検査員を起用し、現場の実態を説明してもらうことにより的確な対応措置が学べること、④開催に当たっては県知事の後援も得ており、行政とタイアップして行われていること、⑤研修の内容に関しては、厚生労働省の指導に沿って、一部の科目についてはベテラン従事者と初任者とを分けて、よりきめ細やかな研修効果が得られるよう工夫していることなどが挙げられます。
講義については、「貯水槽清掃に関する諸法令(第1章)」の「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に関しては、埼玉県保健医療部生活衛生課環境衛生・ビル監視担当主査の宮崎史夏氏が、「水道法」に関しては同課水道担当主任の関塚達也氏がそれぞれ担当しました。
「給水設備と機器(第4章)」に関しては2班のコースに分け、一般コースを(一社)埼玉県環境検査研究協会水道検査課の菊地一博氏が、基礎(初任者)コースを当部会幹事の関口和弘氏並びに堀井清志氏がそれぞれ担当しました。
昼食を挟んで、「作業の安全と衛生(第3章)」に関しては当部会幹事の関根英明氏が、「水と健康(第2章)」に関しては関口和弘氏が、「貯水槽(貯湯槽を含む)の清掃方法(第5章)」及び「貯水槽の消毒方法(第6章)」に関しては堀井清志氏がそれぞれ担当し、最後に、「貯水槽の塗装方法(第7章)」に関しては、神東塗料株式会社の菅生和明氏が講師を担当しました。