貯水槽清掃作業従事者研修会 北関東支部 埼玉県部会
北関東支部管内の埼玉県部会では、建築物貯水槽清掃業の登録要件として定められている貯水槽清掃作業従事者研修会を去る6月24日(月)、さいたま市産業振興会館で開催しました。
受講者は、主に県内の貯水槽清掃業登録事業者ですが、県外の東京都板橋区、葛飾区、大田区、立川市、千葉県習志野市からの参加者もあり、これらを含めて76人が参加しました。
この研修会の特色としましては、①夏(6月)と冬(2月)の年二回開催することにより受講漏れを少なくしていること、②研修講師に埼玉県生活衛生課の建築物衛生担当と水道担当の方を招聘し、関係法令の解説や日常の監視活動で把握した問題点などを披露していただくことにより、業務の改善に役立てていること、③「給水設備と機器」に関する講義では、講師に簡易専用水道検査機関である一般社団法人埼玉県環境検査研究協会の検査員を起用し、現場の実態をわかりやすく説明しもらうことにより的確な対応措置が学べること、④開催に当たっては県知事の後援の承認も得ており、行政とタイアップして行われていること、⑤研修の内容に関しては、厚労省の指導に沿って一部の科目についてベテラン従事者と初任者とを分けて、よりきめ細やかな研修効果が得られるよう工夫していること等が挙げられます。具体的には、「給水設備と機器」に関する講義の初任者コースでは、液面センサーの仕組みの解説や現場での水質検査の仕方及び電流計の使い方などが実習を含めて行われ、きめ細かな事柄が学べます。
受講者からは非常に勉強になったと高い評価を頂きましたので、今後も引き続いて開催して行くこととしております。次回は年が明けた2月中・下旬に開催する予定としておりますので、多数の皆様の参加をお待ちしています。